ナトリウムが不足すると

ナトリウムは体の機能の調整にかかわるミネラルです。多量ミネラルの一種であり、多くは食塩から摂取されます。さてナトリウムが不足するとどのような症状が起こるのか、ナトリウムの働きなどから考えてみましょう。
ナトリウム

 

ナトリウムとは

ナトリウムはカルシウム、リン、カリウムに続き、体内に多く存在しているミネラルと言われています。体内には体重の約0.15%のナトリウムが存在しており、その中の3分の1は骨に、3分の2は細胞外液の中に存在し、筋肉や神経を正常に調整する働きがあるのです。

 

ナトリウムの1日の必要摂取量は食塩相当量として成人男子が8.0g、成人女子が7.0gとなりますが、日本人は成人の場合男女平均11.4gと全体的に多くなっています。日本人は醤油や味噌などを使うため、どうしても塩分摂取量が多くなる傾向があるようです。塩分の摂りすぎは健康被害にもなるので注意しましょう。

 

ナトリウム欠乏症

特に多湿、高温などの環境の中で運動や作業を行い、たくさんの汗をかいたときや強い下痢のときなどはナトリウムが不足します。それによって血液循環量が減り、だるさ、疲れなどを強く感じるようになり、消化不振、吐き気、筋肉低下、筋肉痛のリスクも高まるのです。

 

熱中症などのリスクも高くなるため、炎天下では塩分を摂取することも大切です。塩分と水分を上手に摂るならスポーツドリンクなどで補給するといいでしょう。特にスポーツをする人や汗を多くかく人は不足しないように注意が必要です。

 

ナトリウム過剰症

ナトリウムを必要以上に上回ってしまっても、もちろん排出されるので過剰の心配はありません。しかし過剰が慢性的になると体内に溜まってしまうようになります。体内にナトリウムが多くなると細胞の中と外のミネラルバランスが乱れ、むくみがひどくなることも。

 

そして血中のナトリウム量が増えると、それを薄めようとして細胞内の水分を血中に吸収しようとします。つまり血流量が急激に高くなるため高血圧につながるため、塩分取り過ぎは高血圧を招くと言われるのです。また成人病や脳卒中、胃ガンなどのリスクも日常の塩分過剰の人の方が高いと言われています。

 

ナトリウムの効果

細胞を活性化するためには細胞の内側と外側に水分が必要です。細胞外液に多く含まれるナトリウムと、細胞内液に多く含まれるカリウムのバランスがとても重要になります。それによって細胞は正常に機能することができるのです。細胞にはこの2つのミネラルを上手に調整するイオンポンプというものがあり、細胞内液と外液の濃度バランスを調整しています。しかしナトリウムとカリウムのバランスが大きく乱れてしまうとイオンポンプも機能できず、それによって細胞は水分を取り入れるために血管を圧迫し、高血圧を招いてしまうことにもなるのです。

サプリ売れ筋比較

ナトリウムの食事摂取基準(mg/日、( )は食塩相当量[g/日])

性 別 男 性 女 性
年齢等 推定平均
必要量
目安量 目標量 推定平均
必要量
目安量 目標量
0〜5(月) 100(0.3) 100(0.3)
6〜11(月) 600(1.5) 600(1.5)
1〜2(歳) (3.0未満) (3.5未満)
3〜5(歳) (4.0未満) (4.5未満)
6〜7(歳) (5.0未満) (5.5未満)
8〜9(歳) (5.5未満) (6.0未満)
10〜11(歳) (6.5未満) (7.0未満)
12〜14(歳) (8.0未満) (7.0未満)
15〜17(歳) (8.0未満) (7.0未満)
18〜29(歳) 600(1.5) (8.0未満) 600(1.5) (7.0未満)
30〜49(歳) 600(1.5) (8.0未満) 600(1.5) (7.0未満)
50〜69(歳) 600(1.5) (8.0未満) 600(1.5) (7.0未満)
70 以上(歳) 600(1.5) (8.0未満) 600(1.5) (7.0未満)
妊婦
授乳婦

出典元:厚生労働省 「日本人の食事摂取基準」(2015年版)より