ラクトフェリンとインフルエンザ

ラクトフェリンはインフルエンザの予防などにも効果があると言われていますが、どのようなメカニズムになのでしょう。もう少しラクトフェリンとインフルエンザについて深く掘り下げてみましょう。

 

インフルエンザとは

まずインフルエンザとはどういうものなのか。もちろん誰でもインフルエンザのことは知っていると思いますが、もう一度おさらいをしておきましょう。風邪とインフルエンザはまったく原因が違っており、風邪は呼吸器系の急性炎症であり、インフルエンザはウイルス感染によって発症するものです。

 

インフルエンザは飛沫感染がほとんどで、潜伏期間は1〜5日程度と言われています。インフルエンザの大半に高熱が出て、筋肉痛や下痢などさまざまな症状出ることもあります。発症してから約1週間は続き、その後治っていきますが、気管支炎や肺炎を併発すると重症になることもあるので注意が必要です。

 

インフルエンザはウイルスの感染力が強いため、爆発的に広がるという傾向があり、そのためにその年のはやりそうな型の予防接種を打つ人も多くいますが、それでも確実に防げるものではなく、軽い症状が出場合もあるのです。

 

インフルエンザとラクトフェリン

ラクトフェリンとインフルエンザ

ラクトフェリンは免疫細胞を活性化する作用があります。ナチュラルキラーはウイルスや細菌、ガン細胞などから体を守ります。ウイルスに関しては即攻撃する働きを持っています。そのためこのナチュラルキラー免疫細胞が活発になっていることは、外部からの侵入を防ぐ力が高いということになります。特にラクトフェリンはこのナチュラルキラー免疫細胞を活性化する作用があるため、インフルエンザウイルスの体内侵入を阻止することができるのです。

 

そのためラクトフェリンを毎日摂取している人は、インフルエンザにかかるリスクが減少するという期待が持てるのです。ラット臨床実験でもラクトフェリンの投与によってナチュラルキラー細胞の数が増え、活性化していることが確認されています。そのためインフルエンザだけでなく、細菌による風邪などの感染病などの予防にも効果が期待されているのです。

 

また最近ではイタリア・パドバ大学の研究チームの発表で、ピロリ菌を胃から除菌するための二重盲検臨床試験において、今まで行っている三剤併用療法にラクトフェリンを加えると、ほぼ100%の除菌ができるということでした。このように抗生物質との併用で、より高い効果が見られることも発表されています。

 

ラクトフェリンはまだまだその効果は図り知れないものがあり、研究が追いついていないというのが現状のようです。インフルエンザも予防効果の他に、治療にもいずれ用いられるようになるかも知れません。これから、もっといろいろな効果が研究発表されていくのではないでしょうか。

ラクトフェリン比較