ラクトフェリンは腸溶性

ラクトフェリンは口から摂取するため、どうしても胃を通過してから腸に流れていきます。そこで胃酸に影響されないように腸溶性のタブレットを使用します。しかし日本の2大ラクトフェリンメーカーでも、この辺の考え方は2つに分れているようです。ラクトフェリンが腸溶性のサプリであることの意味、また腸溶性を必要としないサプリなどについて考えてみましょう。

 

腸溶性タブレットによる臨床試験

腸で溶ける

ラクトフェリンの研究ではトップクラスのライオンは、世界で初めてラクトフェリンが内臓脂肪を減らすことを発見したメーカーです。30歳から60歳の12人の臨床試験において、ラクトフェリンを1日300mgの摂取を2カ月続けて、摂取期間中の腹囲、CT撮影による腹部脂肪面積の変化を経時的に測定しました。

 

このときの試験はラクトフェリンが胃酸で分解されないように、腸溶性の加工をしたタブレットによる摂取によっての行った臨床試験です。結果は12名の平均として内臓脂肪面積22%減、腹囲は4%の減という結果が出たのです。

 

つまり内臓脂肪は、見た目はあまり変らないと言われていますが、そのとおり腹囲は少し減少でしたが、内臓脂肪面積はなんと2週間の摂取で2割以上の減ということですから、驚くべき結果ではないでしょうか。これを長く摂取していくことで、だんだん目に見えるダイエット効果も期待できるのです。

 

ライオンは腸溶性を重要視したラクトフェリンサプリ

ライオンのラクトフェリンサプリは胃酸に分解によって、本来のラクトフェリンの効果を減らさないために、胃では溶けずに腸内で溶ける腸溶性を重要視しています。それによって摂取したほとんどのラクトフェリンが腸内まで無事届くことで、本来のラクトフェリンのかたちをそのまま体に吸収することができるのです。

 

腸溶性を重視していないラクトフェリンサプリ

例えばライオンと同じように、日本のラクトフェリンの研究が進んでいる森永乳業では、逆に腸溶性を特に重視していません。まず胃で分解されても、一部のラクトフェリンは分解されずに腸に届くという考え方です。腸内に届いたラクトフェリンは、もちろんどのメーカーでも同じような効果が期待されています。

 

また森永では胃で消化分解されたラクトフェリンにも効能があるという考え方によって、特に腸溶性タブレットなどで胃酸分解を阻止していません。消化酵素のペプシンによって分解されたラクトフェリンは、ペプチドと同じ分子大のラクトフェリシンというものに変化します。このラクトフェリシンこそピロリ菌やO-157などの病原菌に対して、高い殺菌力を示してくれるというものなのです。

 

ラクトフェリンについての解明

しかし、いまだラクトフェリンの解明は世界中、まだまだ未知な部分が多いとのこと。ラクトフェリンの中でも胃酸に強いものと、弱いものがあるのではないかということも最近解明されつつあると言われています。そういう意味ではメーカーそれぞれが持論を持って、しっかりとサプリを作っていることは事実のようです。

 

しかし、まだまだすべてが解明されていない今、胃酸に分解されることなくすべて腸内に届けるという考え方と、またそれによるさまざまな臨床試験の効果は、わたしたちにとってとても安心できる材料でもあります。

 

そして体内にしっかりラクトフェリンを吸収させるために、腸溶性のタブレットを使用しているメーカーは、ここではライオンと森永乳業を例に出しましたが、他にもメーカーも腸溶性タブレット使用はそれぞれと言われています。しかし、しっかり腸内に生きたまま届けるということが基本であることは、世界的でも考えられていることです。

ラクトフェリン比較