更年期障害に大豆イソフラボン

更年期には大豆イソフラボンの効果が、とても期待されています。しかし更年期の女性すべてに大豆イソフラボン効果が期待できるのでしょうか。どうもそれには条件があるようです。大豆イソフラボンの更年期改善、緩和効果について。そしてどのような人に効果があるのか、どうしたら効果が出るのかなどについて考えてみましょう。

 

更年期障害には大豆イソフラボン

更年期障害には大豆イソフラボンを摂取すると良いと誰もがすすめています。その理由は大豆イソフラボンの成分の一部に、エストロゲン増量効果があるということです。さて、更年期にはエストロゲンが減少するのは、ある意味自然の摂理です。

 

しかし急減したことによって、その状態に体がついていけない状態になってしまいます。そんな体の悲鳴が更年期障害であり、少しでも症状を緩和するにはエストロゲンを増やすことが一番なのです。しかし現実にはエストロゲンは減る一方。

 

そこで大豆イソフラボンを摂って、エストロゲン補充と同じ効果が期待できます。しかし実際のホルモン治療はやはり行いたくありません。そこでエストロゲンによる補給効果が期待できる、大豆イソフラボンが注目されているわけです。

 

エストロゲン効果を得られる人と得られない人

大豆イソフラボンからエストロゲン効果が、得られる人と得られない人がいることをご存じでしょうか。大豆イソフラボンの中のダイゼインとうい成分に、エストロゲンの増加効果がありますが、ダイゼインという成分のままではそれは期待できません。つまりダイゼインがエクオールという成分に変化して初めて、エストロゲンと同様の働きをすることができるのです。

 

ではダイゼインがエクオールという成分に変化するためには、どのような条件が必要なのか。実はエクオールはダイゼインが腸内細菌によって代謝された成分です。簡単にいうと一定の腸内細菌がダイゼインを餌にして分解し、代謝して外に吐き出す成分がエクオールなのです。この腸内細菌をエクオール産生菌と言いますが、この腸内細菌を持っていない人はいくら大豆イソフラボンを摂取しても、エストロゲン不足のサポート効果は得られません。

 

エクオール産生菌保持者

エクオール産生菌保持者は、昔から大豆を多く食べるアジア人はとても多く、日本人も欧米人が約25%に対して50%程度存在していると言われています。つまり日本人の2人の1人はエクオール産生菌保持者であり、それと同じだけエクオール非保持者もいるということになります。

 

エクオール産生菌非保持者はエクオールを摂取する

エクオール産生菌保持者でない人は、基本的に大豆イソフラボンの効果の中でも、エストロゲン効果は期待できないと考えるべきでしょう。そのためエクオール産生菌を持っていない人は、エクオール自体を摂取すればいいのです。

 

エクオール産生菌を摂取しても、もともと腸内に住んでいない人の腸内では存在できません。そのためエクオール自体をサプリから摂取すれば、大豆イソフラボンのエストロゲン効果が十分期待できるのです。

 

エクオール産生菌保持者でも

せっかく2人に1人のエクオール産生菌を持っている人でも、腸内環境が悪くなりやすい人は思ったようにエクオール産生菌の活動ができません。そのため保持者は腸内環境をいつも良い状態にしておくことが必要です。女性は特に便秘が多いと言われていますが、つまり便秘しているということは腸内細菌の活動も、思ったようにできていないということになります。

 

そのためエクオール保持者でもエクオール自体を摂取することで、確実に大豆イソフラボンのエストロゲン効果を得ることができるわけです。つまりエクオール産生菌保持者でも非保持者でも、大豆イソフラボンとエクオールをセットで摂取するという意識でいると、間違いなく確実に大豆イソフラボンの効果が得られるということになります。

 

腸内環境に自信がある人は

腸内環境に自信がある人は、まず自分がエクオール産生菌保持者かどうかの検査をしてみるのもおすすめです。簡単に尿検査でソイチェックができるので行ってみましょう。検査は4千円〜5千円で行われています。

 

大豆イソフラボンの効果が発揮されると

大豆イソフラボンの効果がしっかり発揮されると、更年期によって起こるさまざまな症状の改善や緩和効果に期待ができます。エストロゲンが激減する更年期には、エストロゲンが増えないことでホルモンバランスが崩れ自律神経までボロボロになります。

 

しかしエストロゲン受容体にエクオールがパッとはまってくれるので、エストロゲンが十分分泌されていると脳は勘違いし、ホルモンバランスは乱れなくなるのです。つまりエクオールの効果自体は、エストロゲンの100分の1とも1000分の1程度でありながら、エストロゲンの減少によって起こるトラブルには絶大な効果があるのです。

 

だからこそ大豆イソフラボンとエクオールは、更年期には絶対に切り離せない成分なのです。せっかくの大豆イソフラボンの効果を無駄にしないためにも、エクオールの存在を忘れないようにしたいものです。