ひざの痛み症状

膝の痛みにはさまざまな原因によって痛みのタイプ、場所、連続性、強さなど違ってきます。加齢による膝の痛みでも幾つかの原因があり、痛みの影には思わぬ疾患が隠れていることもあります。またどのような原因であっても膝の痛みを放っておくと、だんだん悪化することがほとんどです。ここではさまざまな膝痛の原因と症状をご紹介したいと思います。

 

ひざの痛み

 

変形性膝関節症の症状について

膝関節の軟骨や半月板がすり減ることで、関節内の骨が削れて変形してしまうこともあります。それによって強烈な痛みを感じるもので、中高年や老年の女性に出やすく、加齢による膝の痛みの多くはこの変形性膝関節症と言われています。膝の痛みとしては階段の上り下りが痛いと感じ、特に階段を下りるときに強く感じます。

 

初期には動作のスタート時に痛みを感じることが多く、最終的に膝の骨そのものが破壊されていくと歩行困難になってしまうこともあるのです。また膝関節の可動域が狭くなるので、曲げ伸ばしの範囲が狭まりますが、これは関節に炎症が起き関節液が溜ってしまうことで原因となります。

 

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症には一次性関節症と二次性関節症があります。一次性の原因にはまず遺伝があり、家族に変形性膝関節症の人がいる場合リスクが高くなるという研究結果も出ているのです。また加齢によるものは筋力と関係しており、体重の重い人、スポーツや仕事で同じ動作を繰り返す人に多いと言われています。

 

二次性膝関節症の場合は、さまざまな疾患がかかわっている場合を言います。例えば関節リウマチや骨折、事故などによる靭帯や半月板の損傷なども考えられます。またO脚も二次性膝関節症になりやすいと言われており、内側の半月板が減っても半月板には神経が通っていないため痛みがなく、どんどん悪化してしまうこともあるようです。

 

膝蓋骨不安定症の症状

いわゆる膝のお皿といわれる膝蓋骨が、何かの理由によって脱臼しやすい状態になります。膝蓋骨が脱臼すると強い痛みに襲われることも。また1度脱臼してしまうと繰り返し癖になるので注意が必要です。症状はお皿が不安定な感じがしたり、膝に何か違和感を感じるようになります。

 

初期には痛みはありませんが、脱臼しなくてもだんだん痛みが発症するようになると言われています。膝のお皿を安定させている靱帯が緩んだり切れたりすることもあり、軟骨がすり減る原因になるのです。そのままにしておくと腫れ、痛み、変形などが起こるようになります。

 

膝蓋骨不安定症の原因

靱帯が緩んだり切れたりする原因は、スポーツや事故によるものがほとんどですが、膝蓋骨の先天的な異常変形ということもあるようです。特に内股の人がジャンプなどの着地をしたときに、きちんと「く」の字の膝の曲がりで支えることができない場合に起こることもあります。

 

痛風による膝痛の症状

痛風は足の親指の付け根に痛みが走ると言われていますが、膝に痛みがくることもあります。初期はほとんど足の指の関節に出やすいようですが個人差もあり、また症状が進むと膝関節の激痛も起こるのです。そして痛風の痛みは風が吹いても痛いと言われるほどの激痛と言われています。

 

1度の発作では2〜3日めが痛みのピークとなり、1週間程度で落着きます。落着けば何もなかったように痛みがなくなるので、そのままにしてしまうと何回も繰り返すことにつながります。しかし根本的なところを治さず市販の痛み止めなどで乗り超えていると、薬が効かないほどの痛みに襲われたり、関節軟骨が痛んで障害が残ることもあると言われているのです。

 

痛風の原因

痛風は高尿酸血症の1つの症状と言えます。血液中の尿酸値が高くなると尿酸が結晶になって関節の組織にくっついて溜ってしまいます。そして結晶化した尿酸は、免疫システムによって異物と判断され攻撃を受け、これが強い炎症につながるのです。その痛さは凄まじいとも言われています。激しい運動や衝撃によっても起こることがありますが、ほとんどは高尿酸血症によるものなのです。

 

高尿酸血症はプリン体の摂取量が多い人に多く起こりますが、それとともに尿酸を多く作ってしまう体質であることがほとんどです。高尿酸血症の治療はプリン体を減らす食事療法と、尿酸産生抑制薬の治療と並行して行われることになります。また痛風の治療も同じことで、痛み止めを飲みながら食事療法と薬物療法という3段構えで行われます。

 

骨肉腫による膝痛の症状

骨肉腫は骨とその回りに発症する悪性腫瘍ですが、特に10代の若者や高齢者に多く発症します。骨肉腫が多く発症しやすいのは、膝のすぐ上や肩などと言われています。骨肉腫になると骨折しやすくため、スポーツや転倒などで骨折をして初めて骨肉腫が発見されることも。膝の上の部分に大きなしこりができたり、痛みが発生することで気付くことも多いようです。

 

骨肉腫の原因

骨肉腫の原因は、はっきり解明されていません。遺伝子の異常とも言われていますが、他にも科学物質、ウイルス、放射線などもかかわっていると考えられています。また女性より男性の方が多いようです。

 

靱帯損傷の症状

靱帯損傷は骨と骨をつなぐ靱帯が損傷してしまったもので、後十字靱帯断裂と前十字靱帯断裂との2種類が一般的です。膝関節の真ん中にクロスした状態で前十字靱帯と後十字靱帯があります。それが大腿骨と脛骨を支えているのです。この2つの靱帯は膝を安定させる重要な部分となります。スポーツや転倒事故、交通事故などによって発症することがほとんどです。

 

後十字靱帯損傷の場合、強い痛みや内出血による関節の腫れが起こります。痛みも相当強く、膝を動かすこともできないことも。また膝関節より脛骨が後にずれてしまいます。そして前十字靱帯損傷の場合は、後十字靱帯損傷のように歩けないということは少なく、膝に力が入りにくかったり違和感があるという程度の場合が多いのです。坂道では膝が笑ってしまうような不安定さがありますが、そのままにしておくと半月板がすり切れてしまい、軟骨まで痛めてしまえば痛みも発症します。

 

半月板損傷の症状

半月板は膝の大腿骨と脛骨との間に位置する「C」という形をした軟骨のことです。この半月板は膝の内側と外側に2個あります。膝への重みの負担は体重の10倍とも言われていますが、そんな加重がかかっても膝関節のクッションになり、関節をスムーズに動かし膝関節を安定させる役割もあるのです。

 

膝を動かしたときに何かに引っ掛かる違和感や、ポキッと関節音が聞こえることもあります。急にまったく膝がロックされてしまったようになることもあるようです。この場合は半月板の裂けた部分が、関節に挟まってしまったときに起こります。

 

痛み自体は初期はそれほど強くなく、そのまま見落としてしまうこともありますが、放っておくと強い痛みになってしまうので注意しましょう。半月板の損傷の症状は突然起こる膝の痛みが多く、膝に体重をかけたり動かしたりするときに発症します。また損傷による炎症を起こす場合は膝に水や血液が溜まり、ますます膝が動かなくなることもあるのです。

 

半月板損傷の原因

半月板損傷の原因には、スポーツなど膝が耐えられないような体重の加重、また一気に向きを変えながらの加重などで起こりやすいと言われています。特にひねり加重の多いラグビーやサッカーなど注意しましょう。

 

また加齢による半月板の変性が進むと、体重が重いだけでも損傷を起こすことも。また外側円板半月板は先天的に半月板の形の異常がある場合もあります。先天性の場合は外側に起こりますが、スポーツなどの外傷はほとんど内側に損傷が起こりやすくなると言われています。

 

その他の膝の痛み症状
他にもさまざな膝の痛みがあります。例えば最近スポーツをしている若い女性に多い膝蓋骨軟化症という疾患があります。階段の上り下りやスポーツで負担をかけると膝のお皿付近が痛んだり、膝を動かすとゴリゴリと音がしたりすることもあります。これはスポーツによって膝への負担がかかりすぎ、軟骨がすり減った状態になってしまったものなのです。スポーツだけでなくハイヒールの長時間の履きすぎでも起こると言われています。

 

またタナ障害は打撲を伴うスポーツや事故で起こり、屈伸時にパキンパキンという音がして痛みを伴うものです。しかしこのような症状は、半月板の損傷と似ているのでなかなか判別がしにくいと言われています。

 

他にもリウマチなどもありますが個人差があり、痛くなる関節の部位も違うようです。しかし小さい関節から大きな関節に痛みが進む傾向があり、膝の痛みまでくるとリウマチも重度になってきていると考えられるようです。リウマチは膠原病の一種ですが、他の膠原病の疾患でも膝関節が痛くなることがあり、自己免疫ともかかわっていると言われています。

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